2015年12月9日水曜日

105日目-106日目 2015/10/28-2015/10/29


105日目


朝、恐る恐る外を覗いて天候を確認するのが日課になってます
とりあえず、雨は降っていないようでホッとしました
ただ怪しげな雲が不気味に浮かんでいるのが懸念材料、、
アウストラル街道で最も栄えている¨Coyhaique(コジャイケ)¨を当面のゴールとして走っています
三日くらいかかる見込みです


ラ・フンタの広場。今日は晴れ

家々から煙が立ち上っているのがいい雰囲気

コジャイケまでもうちょっと


途中何度かシャワーを浴びつつ先へと進みます
アラスカやカナダを走っていた時の様に、一日に幾度かは必ず降られるそんな天候なのかもしれません
その度に雨具を着たり脱いだりが大変で、着たら着たで汗をかいてしまうので不快感マックスです
今は自転車にスタンドを付けていないので、止まる場所を見つけるのも非常に面倒


通り雨

今日も未舗装路が牙を剥く


相変わらずアウストラル街道は舗装路になったり未舗装路になったり、キツいアップダウンも続いています
太陽が出ていないとヒヤッとする気温なので厚着をしたいのだけれども、上りがキツくてその度に汗を掻くので基本的に少し寒さを感じる状態で走っています
決して寒いわけじゃないのに常に寒いという微妙な過酷さです

40kmちょっと走って¨Puyuhuapi(ピユアピ)¨の街に到着しました
綺麗な湖かと思いきや実は”海”です
ボートなどが水辺に繋がれていて、どうみても湖です、、、もはやどっちでもいいんですけどね、、


どこでもこういった川があるので、いつでも水を補給可能です

どうみても湖

ピユアピの街



街で食料品だけ買って、もう少し先へと進みます
いつ雨の日になるか分からないので、降っていない日になるべく距離を稼いでおきたいところです
湖畔を、、いや海岸沿いの緩やかなアップダウンの道を快適に走ります
6時を回った頃に廃屋を発見、、と同時に雨が降ってきました
間一髪助かりました


日本みたいな風景

海岸沿いに道が続いています

このお山がとても素敵でした


毎日毎日雨の恐怖と戦う毎日です
アラスカやカナダでは三日に一日は大雨で、ほとんどホテルに泊まることなく走り続けていた自分を尊敬します
中南米でホテル暮らしが続いていたので、だいぶストイックさが失われてきてます


ギリギリ間一髪



さぁ、明日は、、、、、、晴れろ!!



106日目


朝からシトシト、、気温もグッと下がってなかなかの寒さです
野宿だし食料も潤沢ではないので進むしかないという状況、、雨が上がるのを期待して待ってみます
全く止む気配がないので意を決して身支度を整えます

雨具を紛失してから、雨の日が苦痛でしかたありません


ビニール袋を贅沢に3枚も使用したお手製のレインブーツ
恥ずかしいとか思ってはいけません


泥濘んだ未舗装路、止まない雨、土砂崩れによる通行止め、、肉体的というより精神的にくるアウストラル街道です
よりによってこんな土砂降りの日に通行止にならなくても、、
僕の前で待っていたおばちゃんが暖かいコーヒーをくれました、、、体も心もポカポカです
自分で言うのも変なんですけれど、大荷物背負った自転車がただ雨に打たれながら待っていたら何かあげたくなっちゃいます
20minくらい待った後にそこを通過すると九十九折の峠越えになります
泥濘んでいる上に傾斜もなかなか厳しくて、なかなか惨めな気分になってきます
5m先くらいだけを見つめて、ゆっくりゆっくりと漕ぎ続けて無事峠を越えます
峠と言ってもペルーみたいな峠じゃないので、ゆっくりでも2時間あれば越えられます


土砂降りの中じっと寒さを堪えます

ようやく峠越えです

雨が小雨になってきました。青空が恋しい今日この頃


峠を越えると徐々に青空が垣間見えるようになり、気持ちも楽になります
ただ、全身はずぶ濡れなので風が吹くてとても寒いです
「今日は絶対ホテル、今日は絶対ホテル」と念じながら進みます
夕方頃に”Villa Amengual(ビジャ・アメングアル)”という街に到着
早速ホテルに投宿、、、のはずが、この街にある三軒ほどのホテル全てが営業していないと言う非常事態です
確かにまだオンシーズンではないのですが、この事態をなかなか理解できず唖然としていました
とりあえず、食事だけ買いこんでのろのろと再出発です
街のど真ん中に空き家があってしばらく考え込んだのですが、治安がよいアウストラル街道とは言えちょっと危険かと思って泣く泣く諦めました


ビジャ・アメングアルの街並み。200m四方くらいの小さな街です


ビジャ・アメングアルの街を離れて僅か数百メートルのところに、野宿にうってつけのポイントを発見しました
ちょっと雨が心配だけれど、今日はここで野宿敢行


ブッシュの中の野宿が大好きです



焚き火をして濡れた服やらを乾かしていたら、グローブが溶けてました、、、とほほ
やっぱり雨が降った日は写真の枚数が少ないし、書く内容もあまりなくて困りますね

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