2014年12月12日金曜日

Carhuaz→Catac 

Carhuaz(カルアス)には、久々にメルカドがあったので果物を買っていきます
果物もその辺の商店にはバナナ位しか無いので、随分飢えてます
正直、どれもこれも日本なら”規格外”になるようなものばかり
まぁ、これは致し方ないですな


メルカドでは果物や野菜がいっぱい

中央の広場からはブランカ山群が顔を覗かせる


今日は舗装路、そして道路脇にはブランカ山群が見えます
しかし、つまらない
現在向かっている観光地Huraz(ワラス)への連絡路のようで、交通量も多くて全く旅情が無い
しかも、地味に上りっていうのがワロス………
温泉地Monterrey(モンテレー)をスルーして、ワラスに到着
流石に観光地だけあって、随分な規模です
最近休み無く漕いでいるので一泊しても良いかな、と思いつつ昼食だけとってワラスを去ります


真っすぐに伸びた道



高所で取れる魚Trucha(トルーチャ)のフライ。旨し

 Huaraz(ワラス)の町並み。清潔感が溢れる


その後もじわじわ、ゆるゆると標高を上げます
ワラスを出てからは交通量も減って、景色もより田舎に変わっていきます
やっぱり田舎の方が余裕を持って乗れるし、時間の流れが穏やか
特にここまで、何も無くCatac(カタック)と言う小さな街に到着


 地味に上り続ける

 雪山の一角がちらちら






この街は、今日の大きな分岐点になる場所です
今から三たび、ウアスカラン国立公園を横断します
いよいよ頭がおかしくなったかな。流石に三度も自転車で横断するバカはいないのではないかな
ウアスカラン国立公園内でテント泊をするとs/.65(約2,400円)掛かるので、なるべく公園入口近くまで行きます


 Catac(カタック)に到着。既にヘロヘロ

 景色が徐々に変わり始める

 露になるブランカ山群に身震いする



ルート110号に乗り換えたら、景色は一変
綺麗に刈られた山の向こうにブランカ山群が望める田舎道
ウアスカラン国立公園入口近くにレストランがあるので、そこでテントを張らせてもらおうと自転車を進めます
広大な牧草地が広がり、周囲には幾つかの小さな集落が点々としています
快晴で青かった空も徐々に赤みを帯び始めました
ここで野宿したら楽しいだろうな…予定変更
野宿します。てか、もう疲れて上れないし


 広大な牧草地帯の真ん中で野宿したい欲望は抑えられない


道路から牧草地にわっしわっしと自転車を引っ張ります
数百メートル離れた所に位置を決めた時、更に奥から馬に跨がったおじさまがやって来ました
一応、許可を取ります。おじさま曰く、

「Campo es libre(草原は自由だよ)」

日本で温々育った人間からは絶対に聞けない言葉だな
ともかく、草原のど真ん中という最高のロケーションで野宿です


 草原地帯を駆けるおじさま。かっこ良過ぎる

 ど迫力


 陽が傾き橙色の世界に遷移していく


 もうね...最高


夜、テントからごぞごそ這い出ます
眼前に広がる星の海。満天の星が儚く瞬いています
これぞ野宿の醍醐味です。周囲に灯りは無く、ほぼ新月です
今まで何度も野宿の度に観察していましたが、ずっと天気が崩れていて見れなかったんですよね
もう、最高です。感無量

この星を上手く写真に収める撮影テクニックさえあれば、少しだけでもこの感動をおすそ分け出来るのですが…
前半戦はとても退屈でしたが、後半の急激な盛り上がりにギャップを感じた今日でした

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