2014年7月28日月曜日

Panamá City

旅は、"不思議な縁"の連続です

滞在していたホステルに団体客が入るということで追い出され、他のホステルを探していました
たまたま道を尋ねた方が、

「日本人学校がそこにあるよ」

と、教えてくれました。
しかし、今は夏休み中。崎山さんは、肩を落としていました
※崎山さんは、度々現地の学校を訪問されています

そして、新たに見つけたホステルに、偶然パナマでボランティア活動をしていると言う方とお逢いすることになりました
写真は、塩釜焼きをした時の記念写真です

翌日の晩には、御相伴に預かり、現地に住む日本人の方々に紹介していただきました。安いスーパーから治安、パナマについて色々と興味深い話を聴くとともに、クリエイティブでエネルギッシュな皆様に、感化されました

その中のお一人のお子様が日本人学校に通っているとの事で、訪問出来る様働き掛けて下さいました
で、翌朝..

日本人学校(※1)訪問也

小さな教室。
懐かしさが込み上げます

日本人学校は、日本人から教員も派遣されており、さながら日本にいるように修学できる施設です。外観は警備員もいて、高い塀と有刺鉄線で物々しいですけど...
プールも完備。年中暑いので週に一回はプールに入るみたい。なるほど

図書室には日本の本がずらり。漫画も置いてあります。
'美味しんぼ'.......図書館、充実しておる

治安の問題でなかなか子供を外で遊ばせることが難しい、とか
お弁当は暑さで悪くなるので、お昼まで冷蔵庫に保存する
など、お国事情を良く理解したきめ細やかな対応に脱帽です
バスジャックへの対応、なんて行事があるのには驚きました

快く訪問を受け入れて頂いた校長先生、並びにお忙しいところ案内をして下さった先生方に感謝申し上げます
特に、僕たちが学校を訪問出来るよう尽力して頂いたKumiさん、誠にありがとうございました

その後、日本食が買えるという'魅惑の楽園'に案内して頂きました

ふりかけ、納豆、豆腐、味噌、たくあん、ブルドックソース、そうめん...

涎が止まりません。しかし.......高すぎます
そんな中、選んだ食材は
納豆。約1年ぶりの納豆です。日本に居るみなさんにはこの感動伝わらないんだろうなぁ
因みに、3パック入りの納豆がここでは400円ですよ。高級食材です

突如現れた日本人自転車旅行者に、純粋に優しくしてくれるなんて有難い限りで、本当に涙が出ます

旅は奇妙な縁で結ばれている


(※1)日本人学校

定義によると...
在外教育施設のうち、現地の日本人会等が設立した学校の事。文部科学省が、小学校及び中学校、または高等学校の過程と同等の過程と認定している。

日本人学校は、実際に保護者の方からもお聞きしたのですが、様々な問題を抱えているようです。幾つかピックアップして説明します

・中学校までの過程しか無い
一般的に'日本人学校'には、義務教育期間に当たるもののみ認可されているようです。中学校を卒業すると現地校に通う必要がある一方、家庭と学校のみを行き来する子供等は現地語を話せない、という問題もあります(場合によるでしょうが...)。また、教育レベルも異なるため、単身赴任という形で、子供のみ日本に帰すケースもあるみたいです

・経済的負担が大きい
治安の問題で、普段の送迎は欠かせません。また、プールや視聴覚室、コンピュータ室等の施設を日本並みに揃えるには多くの資金を必要とする中、生徒数が少ない現状もありどうしても負担が大きくなります。警備品費用なんてのも...

・学校側の運営問題
昨今のグローバル化に依って、英語圏では特にインターナショナルスクールで修学させるケースも増えています。また、保護者の学校側へのニーズも多様です。企業の現地法人も時の経済に大きく左右されるため、安定した歳入があるとは限りません

改めて、日本で"普通"に義務教育を受けることが如何に恵まれているか、を実感しました

参考
Wikipedia : http://ja.m.wikipedia.org/wiki/日本人学校

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