2016年3月16日水曜日

137日目-141日目 2015/11/29-2015/12/3


すでに日本に帰国して久しいのですが、ブログを更新します
あれで終わりなの?と言う疑問の声も多かったので、、、


さて、当面の目標も達成し、あとは帰国便を待つのみとなりました
ウシュアイアは観光地化されているとはいえ、もう疲れ果てており、ただただゆっくりと帰国の準備をしていました
第一に観光するにしても興味を引くものがそもそもありません
ただ唯一すごく衝撃を受けたのがヤマナ族(ヤーガン族とも)”と言われる部族です
どれだけ印象的かと言うと、、言うより見ていただいた方が早いと思います
どうぞ、、、




、、、えっ?




えっっっっっっっ??




えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?!?!?!


ナンジャコリャー!!!!セ、センスッww


彼らはフエゴ島の先住民で、動物の油を体に塗ることで保温と保湿をしていたと言います
ちなみにこれらの奇抜な格好は正装だそうです
センスが光りすぎていて眩しいです
かの有名なダーウィンをして「彼らが同じ世界に住む仲間であるとはほとんど信じられない」と言わしめたほど、、
普段は毛皮をまとっていますが、裸で火に当たった方が早く温まるのがこの格好の理由みたい
彼らが漁に出る際も焚き火を船に持ち込んでいたので、入植者達は火が灯る島として火の島(Tierra de fuego)”と名付けたのだそう
こんなに寒いのになんで火の島なんて名前なんだろうと思っていたのですが、意外なところに理由が落ちていてびっくりです
こんなハイセンスなヤマナ族ですが、入植者によって”服”の文化を与えらえたことが原因でほとんどが疫病を患い、死に絶えてしまいました
なぜでしょうか?


・・・・・・”洗濯”という概念がなかったからです



僕はこんなんが島にいたら怖くて逃げ出しちゃいますね


ヤマナ族の話で盛り上がってしまいましたが、旅の続き
自転車を掃除してパッキングをしつつ、動かなくても常に空腹状態なので大量の晩御飯をこしらえます
日本に帰ったらダイエットすることを決意して、今はお腹いっぱい食べます
朝のバイキングで吐きそうになるまで食べ、お昼は休憩、晩御飯を吐きそうになるまで食べます
そうです、病気なんです、、、飢えに対する恐怖心が凄まじいのです、、


ウシュアイアを散策

綺麗に掃除した自転車。もう海外で乗ることはなくなるのかな?

ボルシチとアボカドのサラダ

ほうれん草とトマトソースのラザニア。うますぎる

よく利用したカルフール。ずっと”カレフォー”って言ってました。恥ずかしい

ボロボロにもほどがある素晴らしき仲間たち。ありがとう、捨てるね


それにしても、これで旅は終わりだというのになんとも感情に変化がありません
帰国したら再就職先も決めないといけませんし、こんな自由な時間を歩むことはともかく暫くはないでしょうに、、、
何か燃え尽き症候群というのとも違うし、ゴールもぼんやりしていたし、このままこのような生活が永遠に続くかのように思えます
ただ時間が過ぎるのを見つめながら、ぼーっとしたまま帰国の日を待ちます


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ウシュアイアを離れ、アルゼンチンの首都”Buenos Aires(ブエノスアイレス)”へ向かいます
僕は、ブエノスアイレスには滞在せず、空港に滞在した後、日本へ帰ることにしました
色々事情はあるのですが、今更自転車を伴わない旅行に興味が薄れているのも原因の一つでしょう
ウシュアイアの空港はこぢんまりとしていて、木造の可愛らしい空港です


いよいよ最後のフライト。いざ日本へ


荷物を預け、飛行機の座席に座っていてもこれで終わりという実感は全くありません
日本に帰ることを楽しみに思いつつ「本当に日本に帰るのだろうか?これで旅は終わりなのだろうか?」という気持ちが幾度も頭をいっぱいにします

そして長いフライトの後、日本に到着
周りを見ると懐かしい、静かすぎる、綺麗すぎる日本の空港
そして浮きすぎている見るのも憚かるほど汚れた自分の姿


日本の初冬。この日の最低気温は4.4℃だったみたい。半ズボンとかw


空港のユニクロで上から下まで買っちゃいました
ゴミ箱にTシャツ、パーカー、ズボン、靴まで捨てました
知恵の実を食べたアダムとイヴのようです


恥ずかしい、、、


日本に帰ってきて初めての感情でした
ブログはまた更新します

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