2015年12月29日火曜日

131日目 2015/11/23


パタゴニアの風が怖いので今日は5時起きの6時出発です
昨日に引き続き南西方向に進むので、風が弱い午前中に距離を稼いでおきたいところです
陽は既に昇り始めていますが、朝は結構な冷え込みです
40kmほど走ってアルゼンチンを出国します

、、、、


実は、本日再度チリへ入国します
パタゴニア地区の国境は非常に複雑で、何度もアルゼンチンとチリを行き来しなければならないのです



黒い線が国境線。出たり入ったりが面倒です


そして、チリに入国するのに一番厄介なのが”検疫”です
生鮮食品をはじめとして発酵食品や種子類などが持ち込めないので、今はお米や豆、オートミールしか持っていません
僕はどこのチリ国境でも、幾つかバックを開けて見せるだけの簡単な確認だけだったのですが、心配なので一応、、、


風が弱いうちに距離を稼いでおくのがパタゴニアの走り方

無事にチリに入国


と、いうことでチリに入国しました。これで、3回目のチリです
徐々に強さを増す向かい風に四苦八苦しながら、最後の島フエゴ島行きのフェリー乗り場まで来ました ※料金は無料です
同じ船に乗り合わせた観光客の方にお水を頂きました
例によってこんな会話が、、


観光客「どこまで行くの?」

僕「ウシュアイアまでです」

観光客「あなたはクレイジーね!」


いつもと同じやり取りをする中で、いつもとは違う気持ちを抱いていることに気付きました
今までは”ウシュアイア”というゴールがただ漠然とした場所であったのが、もう数日の距離まで来て現実味が湧いているからかも知れません
こんなことからも、旅の終焉を感じるとは思いませんでした


前方に海が見えます。この先に最後の島フエゴ島があります

こんな貨物船に乗っていきます


30minの航海を終え、遂に火の島フエゴ島に到着しました
ここからウシュアイアまではあと300kmちょっとです
遂にこの旅も終わりが近付いてきました
相変わらず風が強いけれど、頑張って今日は”Cerro Sombrero(セロ・ソンブレロ)”という街に行きたいのです
なぜなら、そこからまたスーパー追い風になるはずだからです
現在は南方向に進んでいて、横風か向かい風という状況、、
セロ・ソンブレロの街で食料を買い込んで先へ進むと、スーパー追い風に、、、、、なったけれど、、


未舗装路再びっ!!


もう未舗装路は出ないと思っていたのですが、また未舗装路を走るはめに、、、
アウストラル街道といい、もう少し頑張ってくれないかなチリ、、、
一気にやる気消沈したところに「野宿してください!」と言わんばかりの建物を発見したので、今日は少し早いけどストップ
”Refugio”は”避難所”って意味みたいなので、道路から丸見えだけどいいってことにしました


火の島フエゴ島

チリの強風標識

セロ・ソンブレロの街並み

セロ・ソンブレロの町から未舗装路に

こんな建物が道路沿いに幾つか立っています


いつまで見舗装路が続くのやら、、、

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