129日目-130目 2015/11/21-2015/11/22
朝八時、、まだ風はそんなに強くないですが、期待を裏切り今日も追い風ではなさそうです
パタゴニアの風は”お昼前くらいから吹き始め、夕方にピークを迎え、日没と共に止む”というサイクルのようです
風向きは概ね”南西(南西から北東へ吹く)”ですが、日によっても時間によっても変化するようです
今日は横かやや斜め前方から強く吹きつけてきて、全然進みません
アリエルも言っていましたが
向かい風は肉体的よりも精神的に辛い
とにかくやる気がなくなってしまうのが”向かい風”というやつです
地図で見ると直線路でも、実際の道路は右へ左へと曲がりながら進むので、ちょっとした角度の変化で横風が向かい風になったりします
先を見つめながら、左へ行けば少し嬉しく、右へ行くたびため息が出ていました
リオ・ガジェゴスまでまだ192km。1日では不可能ですね
つまんねぇー
そして、相変わらずアルゼンチンの風景は変化がなくて退屈です
ただ茫々とした牧草地帯を走るだけです
エル・カラファテからリオ・ガジェゴスまでまともな補給地点がないのかと思っていたら、150km地点の”Esperanza(エスペランサ)”と街には小さなお店とガソリンスタンドがあって助かりました
案の定、夕方からかなり風が強くなってきましたが、6時くらいまで粘って走り120kmを走破
10時間くらい漕いで120kmしか進んでいません、、風さえなければ150kmは走れるだろうに、、、
つまんねぇー
左向きは吉、右向きは地獄
次の日
今日は風の弱い朝方に距離を稼ぐ作戦で、7時には出発します(本当は6時発の予定が見事に寝坊)
しかしなんと本日は北西から吹いているらしく、急かされるように背中をグイグイ押されます
時速20km/h強で爆走して、10時にはリオ・ガジェゴスに着いてしまいました
運送会社の駐車場で遅めの朝ご飯を食べていると、受付のお姉さんがパウンドケーキをくれました
きっと自分のために買ったであろうパンを、こんな見知らぬアジア人にくれるなんて、、、感動です
遂に看板に¨Ushuaia(ウシュアイア)¨の文字が
パウンドケーキを頂きました
大西洋へと繋がる川
エル・カラファテからリオ・ガジェゴスまで2日の予定が1日遅れてしまっているので、さっさとご飯だけ買って先を急ぎます
と思ったのですが、見事にリオ・ガジェゴスの街で迷子、、、
2時間近く迷った挙句、ようやく脱出出来ました、、
ど、どこだここ、、、
さてここからクルッと方向を変えて、南西へ進路を向けます
朝はスイスイ進んでいたのが、今は完全に向かい風です
4時間漕いでほんの20数キロしか進みません、、、
明日も早起きしなければならないようです、、、
本当に風が強すぎます。全く進みません
今日も陽が暮れていきます
もうパタゴニアの風が怖いです、、、
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