2015年9月30日水曜日

48日目 2015/09/05 Salar


一晩中吹き続けた猛風でなかなか寝付くことが出来ませんでした
チリを無事出国出来るかも不安で、朝から既に情緒不安定です
兎にも角にもまずはアルゼンチンの入局管理局に向かいます
チリ後半に舗装路へとなっていた道路もアルゼンチンに入ると未舗装路へと逆戻り
僕のイメージだとアルゼンチンの方が先進的だったのですが、どうなんでしょう

11kmほど進んだところ、だだっ広い草原にポツンと綺麗な建屋がありました
中へ入るとそれはもうボリビアとかペルーでは比較出来ないような立派な造りです
中の人に事情を説明すると驚愕の事実が、、


「アタカマじゃないと出国スタンプ貰えないよ」


完全に詰みました
既に食料は尽きかけているし、ここからまたアタカマの町まで戻るなんて不可能です
まさかチリを出国したあとにチリ国内を3日間も自転車で旅行してから、他の国へと入国するなんて完全に頭にありませんでした
大抵は国境付近にお互いの入国管理局が並んでいるものですし、、、
でも、何故かアルゼンチンには入国することが出来ました
入国管理局の人曰く「チリへはまた入国するときに説明してちょ!」との事です
再入国の日まで観光visaが残っていれば良かったのですが、間に合わなそうなので完全にオーバーステイです
まぁ、きっとペナルティを取られるだけで入国拒否にはならないと思いますが、、、心配事がまた一つ、、、


朝トイレに起きたら朝焼けがとても綺麗でした

ここからがアルゼンチンです。未舗装路もここから始まります

だだっ広い原っぱにポツンと建てられています


何はともあれ、アメリカ大陸縦断最後の国となるアルゼンチンに入国を果たしました
今後は、アルゼンチンとチリを入ったり出たりしながらゴールのウシュアイアに向かう事になります
ウシュアイアまで距離にして約5,000kmくらいでしょうか
期間にするとあと2ヶ月半ほどで走りきる予定です

入国管理局を出る際に水と、食料を頂きました
最近頂いてばかりで本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです
中南米でものを頂くことはメキシコとコロンビア以外では極稀でした
チリやアルゼンチンでは教養がある人間が多い事が期待できます


チリのオーバーステイは気になるものの、とりあえず無事アルゼンチン入国

なんだか最近もらってばかりで恐縮です

原っぱを抜けるとすぐにまた山岳地帯です


草原地帯を抜け、再度山岳地帯の中へと入っていきます
暫く走っているとアルゼンチン最初の町¨Cauta(カウタ)¨が見えてきました
小さい町なのですが、ソーラー発電していたりと先進的な部分が垣間見えます
メキシコのカンクンで親切なバックパッカーさんから頂いた僅かなお金を使ってお買い物をします
僕はまだアルゼンチンのお金を持っていないんです
不憫に思われたのか、お店のおばちゃんからオレンジを頂いてしまいました


今までとはちょっと見た目が違う教会

ちょっとしたお店もクォリティが上がった気が、、

こう見えても今までよりは先進的なんです


町を出ても一向に道は良くならず、相変わらずの未舗装路が続いています
今後は三つの峠を越える必要があります
今日は強烈な風に加え雲が出ていてかなり冷え込んでいます
下りに転じた辺りから雪が降ってきたと思ったら、吹雪になりました
宝石の道を抜けてすっかり安心しきっていた僕ですが、今度は猛風と寒さが押し寄せております



何やら背後から怪しい影が、、、

下りになったはいいけど寒すぎます、、

吹雪ナウ


疲れてはいるのですが漕いで体を暖めつつ、吹雪から必死に逃れます
暗く厚い雲を突き放しかけた頃、突然塩湖が現れました
その塩湖を貫くように道路が一本真っ直ぐに走っていて、非常に画になります
今日は、塩湖の近くの茂みに隠れて野宿する事にします


吹雪を抜けると景色も映えます

先の白いところが塩湖で、その真ん中を道路が貫いているびっくり道路です

塩湖ナウ


が、風よけになるような場所が見つからず、今日も風音に恐怖しながら寝る事になってしまいました
もっといい場所を見つけるまで走れば良かったです、、、反省、、もとい猛省、、

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