2015年9月21日月曜日

38日目 2015/08/26 宝石の道day3

朝から焚き火で暖を取りながら、出発の準備を整えます
目と鼻の先の¨Alota(アロタ)¨は、宝石の道に入る前の重要な補給地点になります
僕は朝昼ご飯用のパンとジャム、スナック、そして6Lの水を積みます
今までの自転車旅行の中でも間違いなく最重量級です


旅始まって以来最重量級での行軍になります

小さなアロタの町ですが、なんかオシャレでかわいい街並みです


アロタの街を出るとすぐに大きな上りになります
ゆるゆると上り進んでいくと奇岩地帯が現れ、奥には雪を被った山が顔を覗かせています
勾配は緩いのですが、なかなか長くて2時間くらい上っていました
上りきると今度は急なアップダウンが続き、自転車を降りて押すこともしばしば、、、
しかし、景色は徐々に壮大さを増し、宝石の道が近づいている気がします


いよいよ宝石の道っぽい

奇岩地帯に現れた”うさぎ”です

岩がゴロゴロ転がっている向こうには雪を被った山がそびえる綺麗な道です


2時間上り続けてやっと峠間際まで来ました

あれだけの荷物を積んでいるのに、、、大変そうです

そびえ立つ綺麗な山には畏敬の念を抱かずにはいられません


トモさんと一緒に走るようになってからよくトモさんの走行姿を写真に収めている訳ですが、これが本当に画になります
自分の中では汚い、ダサい自分なのですが、端から見るとこんな感じに見えるんでしょうか、、


勾配のきつい上り坂は潔く押して進みます

もうなんかすごい景色になってきました

うーん、、チャリダーって画になりますね


午後四時前、、、遂に宝石の道への入り口に到着しました
ちょっと予定より押していますが、いよいよここからが本当に厳しい戦いとなります
ここまでの走行でかなり疲労が溜まっていますが、自らを鼓舞して宝石の道へと挑みます
が、最初っからものすごいコルゲーション(洗濯板状に隆起した道路)に加え、深砂地帯且つ急坂という組み合わせ、、
早々に自転車から降りてひーひー言いながら自転車を押して歩きます
まだ始まったばかりでこんなにキツイなら、今後どんな道が現れるのかと不安に駆られます
僕よりたくさんの荷物を積んでいるトモさんは、かなり辛そうです


ここからが本当の試練の始まりでした

もう初めっからめちゃめちゃ辛いです


一時間近く押し歩いてようやく視界が開けました
放射線状に伸びた轍が広がっていますが、最終的には一本に収束するようです
これのどれもが不正解でして、あっちに行ったりこっちに行ったりしても結局は悪路なのです
これは道路ではなく、ただ車が走った跡が”道”のような役割を担っているに過ぎません
深い砂と大きな石に躓きよろめき、何回か転倒してしまいました


道が無数に枝分かれしているのが分かりますか?


今日の予定は現在地よりもずっと先の湖だったので、いつもよりも深い時間まで走っていました
ふと後ろを振り返って、大きな過ちに気付きました


あ、、トモさん、、、、、、


歩いて2,3km戻ってみましたが見当たりません
辺りも暗くなってきたので、引き返して一人寂しい夕食を取ります
今日も焚き火をしていますが、心にぽっかりと穴が空いてしまったようです、、、
宝石の道初日から波乱の幕開けとなってしまいました


一人で焚き火をしたって何も盛り上がりません

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