2015年8月19日水曜日

21日目 2015/08/09
101km

6時起床、15minのストレッチ、日焼け止めを塗って、テント収容
パッキングを済ませ、自転車に跨る、ここで大体1時前後
これが大体の野宿から出発の流れです
野宿の場合、一応明るくなったらなるべく早くテントだけでも収容するので朝が早くなります
逆にテントを張る場合は、暗くなってからが基本です
つまり野宿が続くときは必然的に走ってる時間が長くなります

さて、本日は1,000mアップ且つ100km走る日なので、朝早くから頑張って漕ぎだします
今日もキツめのアップダウンから始まりましたが、身体の調子は悪くありません
上り坂でも力強くペダルを踏めます


今日は調子が回復したので頑張ります

過積載です。取り締まりましょう

びっくりするくらい青い湖


ある街を越えたあたりから路肩が消滅しました
無論、砂利道なんか走りたくないので車道を走るのですが、、、
ペルー人の危険運転たらとんでもなくて、ものすごい勢いでスレスレを追い越していきます
もう本当に避けなければ当たる距離なので、何度も怒号を発しながら中指を立ててました
時間通りに動けない時間のルーズさの割に、とにかく道路では飛ばしまくるペルー人
あと、路肩の端っこを走っていても、対向車からもかなりの高確率でクラクションを鳴らされます
毎日200回以上クラクションの音を聞いていて相当うんざりです


路肩が消滅


ゆるい坂道を走っていると違和感が、、
後ろを振り向いてみるとキャリアが壊れています
荷紐で応急処置をしましたが、かなりの時間ロスです
最近、自転車にまつわるトラブルが相次いでいます


もう自転車にガタがきてるのかも知れません


面倒なアップダウンが終わり、平坦路のボーナスステージにさしかかります
すると、計ったように現れる現れるチャリダー達
こういう人たちを見ると、僕なんかまだまだだなぁーと思います
なんか逞し過ぎるというか、ワイルドというか、冒険野郎の雰囲気を醸し出してます


平坦路に追い風ブーストのボーナスステージ

左がアルゼンチン人、右がイタリア人

イケメンのイタリア人チャリダー


ボーナスステージが終わり、上りに変わり、、変わったのかな?
そう思うくらい非常にボンヤリとした上りが始まりました
40kmで1,000mくらいなのでこんなものでしょう

クルクルとペダルが回ってくれます

ナスカを出てから感じることですが、山岳地帯に住む人たちは気さくに声を掛けてくれます
おばちゃんもおじちゃんも、子供達も「オラ!」と挨拶してれて、とっても清々しい気持ちになります
随分と登ってきた頃、いつものように道路脇で遊んでいた子供達が声を掛けてきました

「オラー」

彼らを過ぎること数メートル、、背中に鈍い衝撃が走りました
振り返るとそこには先ほど挨拶を交わした少年達が立っています
他に人はなく、車も走っていません
彼らが僕に対して何かを投げつけた以外に説明がつきません
彼らの背丈から察するに小学生高学年くらいの歳でしょう
流石に人に対してものを投げる行為がどんなことかわからない歳でもないでしょう
いい大人が小学生に怒鳴り散らしてる画はあまりに滑稽だとは思いますが、どうしても怒りが収まりません
激昂しながら彼らに詰め寄ると「後ろから石が飛んできた」などと詭弁を並べます
そこにいた全員が顔を強張らせ立ちすくんでいたのですが、その場を離れるとニヤニヤした表情を浮かべてこちらを見ていました

一体僕が彼らに何をしたというのでしょうか
僕は人種差別はもちろん反対ですし、むしろ虐げられている人々を助けたいとさえ思っていました
ただ、現実として僕が東洋人というだけで蔑まれ、差別の対象にされてしまいます
僕はキリストのようにうまく立ち振舞えません
相手から嫌われているのに好きになんかなれません

ペルーでは色々な方に非常に優しくして頂き、心温かい人がたくさんいることが分かりました
その一方で、僅かですがこういった侮辱的な憂き目に会いこともあります
そういった心無い人々のおかげで僕は


ペルーなんて大っ嫌い


という結論に至りました
いや、本当大嫌いです


峠越えとかそんなことよりもイライラが募ります


えーと、、峠越え間近になったところに、なんと温泉がありました
ホテルも併設されており、今日はここでストップするか迷いましたが、異邦人が子供達の中に入っていくのも気が引けたので先を急ぎます
そうそう、僕はなんて言ったってペルー人が嫌いですから


標高4,000m付近にある温泉


日も陰り始め、そろそろエネルギー切れです
100km以上走り、峠も何となく見えてきたところで料金所がありました
今日はここでお泊まりさせていただきます
料金所は警察も常勤していることがほとんどなので、とっても安心です


今日も陽が沈みます

大自然の中の野宿は最高です

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