2015年7月9日木曜日

7月4日、旅再開の二日前、お宿桜子の三周年パーティーに併せて”管理人慰労会&壮行会”をしていただきました
お宿内のお掃除と多少のご案内程度のお仕事にも関わらず、公私に渡ってご面倒頂いたオーナー様には感謝の気持ちでいっぱいです

短い間でしたが、本当にありがとうございました!!


当日は宿泊されているお客様にもお祝いしていただき感無量です

スペイン語の勉強を見てくれたキケくんと

仕事終わりから駆けつけてくれた宮城くんは現地人に絡まれる


と思わせて、実はまだ出発していません
7月6日を以て旅を再出発する予定でしたが、歯の治療が終わらずリマに滞在中です
再出発の用意はもちろん、モチベーションも上げていたところなので、出鼻を挫かれたところです
出発の4日前から原因不明の体調不良に見舞われる程の緊張をしていましたから、、、残念です
ぴかぴかに輝いていた自転車も埃を被り始めています


準備万端の愛車


再出発を控え、今の気持ちを少し述べたいと思います
おおよそ7ヶ月振りの自転車旅行って事で、大きな期待と不安を抱いています
幾分、日本からアラスカへ飛んだ時の初心を思い出します
体力の衰えや旅感の欠落に影があるものの、こうして改めて冒険への漕ぎ出す喜びを感じられるのはいいことです
これからはぬくぬくした生活を離れ、極寒、大自然を身体に受ける生活が始まります


多少見栄えが変わりましたかね?


長いリマ滞在で旅への考え方が変わり始め、”自転車で世界一周”という言葉の呪縛から少し離れる事ができました
高らかに宣言した”世界一周”や”折角だから”という言葉に、無意識のなかで固執していることに気付きました


「旅は自分を成長させるものであるべき」


日本での生活を断ち切ってでも始めたこの旅
旅を始めたばかりの頃、全てが新鮮で何のフィルターも通さず心へ飛び込んできた景色や感情
今や旅は自分にとって怠惰の温床になっていないだろうか、、
その土地土地の雰囲気や差別、文化や自然を自分自身の目で感じることは大きな経験となりました
決断力、考察力、計画力などは旅を通じて得るよりも、会社で勤めることでより早く得ることが出来るでしょう
僕はここでの生活が長すぎた為か、これからの得られるだろう幸せの放物線に疑問を投げかけるようになりました
”自転車旅行を続ける幸せ”は”日本での生活で得られたはずの幸せ”の交点を超えてしまったのかも知れません


旅に生活を預けた時に自分が何を思うのか、まだ成長の余地があると感じるのか、ずっと続けていきたいのか、、、
それは当面のゴールであるウシュアイアに着いた時にわかると信じています
とりあえず先ずは一刻も早く漕ぎ出したい、という今日この頃であります


日本にいた頃の笑顔と何か変わっているのかな?

皆んな大好きなオートミールで作ったエナジーバー。美味です


それはそうと、次の訪問国ボリビアの首都ラ・パスでは雪が降っているそうです
生きて帰ります


某SNSでの写真でみる現在のラ・パス


※2015.07.12追記

日本のニュースでご存知の方もいらっしゃると思いますが、今年は久々の”エル・ニーニョ(El Niño)現象”が発生しております
因みに、エル・ニーニョはスペイン語で”男の子”って意味なんです
ではなくて、今言いたいことはですね、この現象によってこの先恐ろしい試練が待っているということなんです
まずは下の写真をご覧ください




ペルーとボリビア国境付近の町”Puno(プーノ)”では例年にない寒波が襲っています
モコモコの毛皮で知られるAlpaca(アルパカ)さんをはじめ、地元住民もバタバタ亡くなっているそうです
いよいよこの旅も本格的に生死に関わってくる大冒険になってきました
今更ながら、不安が爆発しています、、、

エル・ニーニョ現象に伴う世界の天候の特徴
Declaran en situación de emergencia a tres provincias de Puno

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