105km
掘っ建て小屋を出発します
身体がガチガチでうまく歩けませんが、ナスカまでは頑張ります
ナスカまであと167kmなので、明日には着けるでしょう
今日はなるべく距離を稼いでおきたいところです
止まったホテル?はこんな感じ。左側にロバがいます
遠かったナスカがもう目前。ここが正念場です
この辺りは”Pisco(ピスコ)”と言われるペルーの醸造酒で有名な産地です
大規模なワイン農場が広がっています
もうナスカまで近いのに、まだまだしぶとく緑が生い茂っております
朝晩は薄い雲に覆われて、蒸気が立ち込める傾向があるので水分はある程度供給できているのかもしれません
水分が枯渇すると糖分を溜め込む習性を持つ植物をうまく利用した栽培ですね
植物は偉大ですが、それを利用する人間も天晴れ
農夫が並んで仲良く”何か”を栽培中
ぶどう畑がずっとずっと先まで広がっています
しばらく走ったところで草木も枯れた荒野が始まりました
いよいよナスカの地上絵が現れそうな気配ですね
しかし、こんな砂漠の中でも集落は転々としてあります
一昨日に止まったレストランでは電気は発電機で、水も他所に取りにいく必要があると言っていました
さて、彼ら、、、見すぼらしい家には住んでいますが、実は簡単に貧乏だと片付けられません
ペルーの法律では「その土地を10年占拠した場合、所有権がその占拠者へ譲渡される」とあり、状況を悪化させています
将来的にその土地を使いたいお金持ちが、そこに人を10年間住まわせる契約をしている場合があるそうです
例えば、先に居住者がいた場合はと言いますと、、、殺します
数万円で雇った殺し屋を雇い、殺させる代わりにその家族の面倒をみる約束をするのです
こうやって違法占拠と殺人の輪廻が続いているそうです
砂漠の中のオアシス”Huacachina(ウァカチナ)”もあるイカはスルー
意外とグリーン
非常に簡素な家々が並んでおりますが、、、
地平線まで伸びる直線。変わらぬ景色にうんざり
まさに荒野の画
地面が割れております。この世の果てか
途中の街で僅かな食料と水は買ったものの、砂漠地帯に入ってから一向にお店を見なくなりました
ただでさえ重くなって辛いのに、食料を買い込むのは避けたかったのですが完全に裏目に、、
そして、ここ、、、すごく暑いです
乾燥してる上に風が強くて喉がただカラカラになります
唇と喉が乾くとついさっき飲んだばかりの水についつい手が伸びてしまい、残量はみるみる少なくなります
一応買っておいた食料はラーメンだから、水が、、、、
行けども行けども砂漠。風強いし
左手にはアンデス山脈が手ぐすねを引いて僕を待っています
砂漠と自転車。画にはなるけど、辛いだけ
疲れた足でひたすら漕ぐも、やっぱり変わらない景色が続きます
あの坂を越えれば、あと数キロ進めば、、その希望も虚しく広がる荒野、、
もう疲れたので、砂漠に入って野宿することにします
ちょっとバレていそうな気もするけど、疲れたのでバレていないことにします
直線うんざりですよ
ナスカに王手。もう少し距離を詰めておきましょう
砂漠に不用意に入ったら戻るのキツっ!
なんだかんだ、明日はナスカです
あと一息頑張ろう
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