2014年12月14日日曜日

Chavin del Huantar

いきなりですが、僕はこの街の雰囲気があまり好きではない
チャカスはゆったりした穏やかな空気があったけど、ここはちょっと汚くてせわしい
正直、連泊するには気が休まらない街だけど、ここには有名な遺跡があるのです
で、行って来ました


 
町外れにある世界遺産Chavin del Huantar


街から歩いて五分位で到着
入場料はs/.10(約370円 ※2014.11.23時点)
入ってみた素直な感想は

なんじゃこれ?

風化防止の為に屋根やシートが掛けれており、外観は随分と痛ましい
保存状態は良いとは言えないし、何故この遺跡が世界遺産に登録されているのか疑問
正直、写真を撮る意欲さえ湧いてきません。つまらねぇー













神殿を登っていくと、地下通路に通ずる道がありました
ここからがチャビン遺跡の本番でした
中へ入るとそこは迷路になっています。行けば行き止まり。行けば行き止まり。
少し淀んだ空気、石で組み上げられた狭い通路、そして複雑な迷路…リアルダンジョン
めちゃめちゃ興奮します。凄く楽しい
ダンジョンを進むと、オベリスクが実に神妙な雰囲気を漂わせてひっそりと建っていました
ガラス窓に張り付いて暫くその不思議な魅力を放つ、石柱を眺めていました


 迷路を抜けた先に佇むオベリスク。神秘的な雰囲気が漂っている

 リアルダンジョン

オベリスク


この遺跡の最大の魅力は、神殿内の迷路です
出口も石の通路を下るのが、なんとも粋な計らい
神殿の外には人の顔の象った彫像がはめ込まれています
元々は2mおきに56個あったそうだが、現在はこの一つ。また、一つだから尚神秘的なのかも知れません


遺跡の階段を伝って外へ出るのが何とも




遺跡を出て、今度は博物館へ足を運びます
博物館は街を挟んで反対側にあります。いや、なぜ同じ側に建てない?
着きました博物館。歩くと遠いです
この博物館は日本の援助を経て、2008年に竣工しました
因みに入場料は無料という太っ腹。ペルー人よ、もっと日本に感謝しる
現在の遺跡はかなりの損傷を受けていますが、博物館には沢山のレリーフや土器が展示されており、よりチャビン文化の持つ特徴などを理解出来ます
日本語の解説もあるので、英語やスペイン語が理解出来なくても大丈夫。内容はやや難解
写真撮影は不可だったので、チャビンを訪れた方は自分の目でご覧下さいな




Chavin del Huantar インカ文明の原点
インカ文明の紀元前1,200年前から200年に栄えたチャビン文明の遺跡
数あるアンデス文明の中でもかなり古い遺跡の一つ
石の彫刻や石造りの神殿等、インカの原点とされる
インカ文明の起源が他の場所にあると言う事が半ば常識とされる中、チャビン遺跡が発見されそれが見事覆された
其の為、チャビン遺跡はインカ文明を語る上で欠かせない重要な意味合いを持つ事になった



後の滞在は飯くって寝て、飯くって寝るだけと言う、堕落さ。もう一日さらに何もしないで過ごしたい
いやしかし、本当にここアンカシュ県に来てから物価が上がったのが辛いです
レストランでの食事代が割と嵩みます。かといって、商店の品揃えが良い訳では無いから自炊も料理が限られて来る
いつも同じ料理で飽きた。果物と野菜が食べたい。スーパーに行きたい
しかしながら、まだまだ続くペルー山岳地帯。





”食と自転車”は切っても切れない重要な関係。先が思いやられるチャビン滞在でした

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