Chacas→Carhuaz
今後どのルートを辿ってリマに行くか、相当悩みました
で、Chacas(チャカス)からどこに行くかと言うと、またウアスカラン国立公園内を横断します
前に調べた高低図によると、峠は何と”5,000m”を越えるようです
これからそんな標高の所を走るのか分かりませんが、考えただけでワクワクしてしまって、どうしても通りたくなりました
海岸線に渡るにもどっちにしろ横断しなくちゃいけないし
朝、派手に寝坊して出発は8時半。大丈夫かな
ホテルの超絶かわいいワンコに見送られて、チャカスを去ります
本日はほとんど雲もも無い快晴です。呼んでいる、ウアスカランが呼んでいる…
嬉しい事に、道路が舗装路でした
もうくっそ可愛い
Carhuaz(カルアス)に向かいます
綺麗な舗装路。最近作られたものと思われる
いつも通り半袖短パンな訳ですが、ひんやりした風が吹き抜けて、上りでもそんなに汗をかかずに快適なライディング
走り出してからちょいちょい雪山が顔を覗かせます
やばい、今からドキドキが止まりません
いや、坂がキツくて心臓がやばいのかも。未舗装路を基にしているからか、勾配の酷い箇所が多いです
真っ青な青空が広がっている。ウアスカラン日和である
ブランカ山群がお目見え。今後の景色に期待が持てる
ウアスカラン国立公園内に入ります
特に入場料とか取られずに、素通り出来ました
そこからは雪を冠った山が威厳高くどっしりと待ち構えています
天気がいいのもあるけど、前通った道路よりもこっち側の方がウアスカランを満喫出来るかも
ここからウアスカラン国立公園内
豪快な雪山。景勝です
既に標高4,000半ば。酸素濃度は海抜0mに対し60%程しかない
想像以上の迫力。眼前に広がる景色を前に、ただ立ち尽くすしか無い
登坂の中間地点、地獄の九十九折りが始まります
この辺りからどっと疲れが出て、一気にペースダウン
ヘアピンカーブの度、休憩を入れながらゆっくりゆっくり進みます
九十九折り登坂中
エメラルドグリーンの湖、雪山、突き抜ける様な青空。他には何も要らない
ペルー名物岩石落下。頼むから今だけは落ちてくれるなよ
道路脇で記念撮影をしている集団がいます。徐々に距離は縮まります
案の定、彼らは僕に気付いて写真を撮ろうと待ち構えています
許可も無く勝手に写真撮るのは全く失礼極まる
僕は見せ物じゃない、何が面白くて必死の形相で走ってる姿を撮影されなきゃならんのか
おまけに変なやつが居たとかFacebook上に公開されたりするんだろう
確かに自転車旅行者は凄く目立つ。興味が湧く気持ちも良く分かります
でも、一人の人間です。マナー位は守って接して欲しいまた、愚痴が出てしまいましたが、途中に見晴台があったので寄ってみます
それにしても、危なっかしい歩道。落ちたら死ぬ
先の山小屋を超えると、ビー玉色の湖が広がっていました
後ろの雪山も相まって清々しい景色です
ここは道路からは死角になっているようで、穴場スポットです
山の稜線に沿って作られた遊歩道。つくりの稚拙さに恐怖が付き纏う
うん、今日も頑張ってるな。ほんと
進むと山小屋なんかがあって、風情を感じます
山小屋の先に広がる湖。陽に照らされきらきらとした目映い光を届けている
そして、遂に峠…では無く、トンネルです。”Punta Olimpica(プンタ オリンピカ)”と言う様です
これ未舗装路だったら多分途中で野宿でしたね。危ない危ない
思いの外寒く無いし、息切れも気になる程では無いです
てか、標高5,000m無くね?
恐らくGoogle Mapの標高はトンネルの上のものと思われます
峠を越えたと言うのに、少し残念な気分
標高は海抜4,680m。酸素濃度は57%
トンネルの先から漏れる光に気持ちが昂る
トンネルを超えると、ブランカ山群が待ち構えていました
上り大変だったけど、本当にこの道選んで良かった
もう何かめちゃめちゃ嬉しい。これだから山岳地帯は止められない
心の底から何か叫びたい気持ちに駆られます
すげぇーよ、ウアスカラン
迫力満点。冒険心を掻き立てられる
これがペルー最高峰且つ地球上の熱帯地域での最高峰Huascaran(ウアスカラン)。標高6,768m
テンションが上がり過ぎて、自撮り。5,000mを超えていれば尚良かった
これが恐らくペルー最高峰のウアスカラン
もう後はひたすら下ればゴールです
ここで野宿するのもありかなぁ、とも思いましたがグッと堪えて先を急ぎます
たくさんの感動をありがとう、ウアスカラン国立公園…出口でs/.10(約370円)徴収されました。くそ
驚く程の九十九折り。山の裾野を縫う様に下っていく
ばいばいウアスカラン
気持ちよく下っていると、突如未舗装路になりました
そして、面倒な事に道路工事に捕まります
人が待っていようが御構い無しに作業は続く
ほんの20, 30mの区間何だから、なぜ一瞬脇に避けて通すことも出来ないのか
もう5時になりそうだし、面倒だからこの街で一泊しよう…宿がないんだってさ。くそ
結局、40分位待ってやっと通過
ブルドーザーが道を封鎖
全く融通がきかない道路工事
道路工事から解放。もうダッシュで下る
カルアスの街を発見。明るいうちに着けて良かった
ダッシュで下りまくって、Carhuas(カルアス)に到着
この街からはブランカ山群が望める素晴らしい立地です
そして、この街には”スーパーマーケット”がありました
カハマルカのデパート以外では始めてです。ペルーはくそ田舎過ぎてスーパーは無いし、個人商店は品揃え悪いし…
もうね、楽し過ぎるスーパー。見た事無い商品とか値札を見てるだけで、軽く2時間はいられる
今まで個人商店で買った商品との値段差にもの凄いショックを受けたり、おやつをどれにするか15分も悩んだり…楽しい
街唯一のスーパー。楽し過ぎる
疲れて自炊する気が起きないので、最初に目についた中華料理屋さんに入ります
ホールでテレビ鑑賞しているのは、恐らく中国人…これは期待大
注文が入るとすくっと腰を上げ、厨房に入る料理人。厨房から聞こえる音も本物です
で、味なんですが…すんごく上手いです。完全に中華料理屋の味
今までペルーで食べたものは”猿真似”だったことが良く分かりました
本格的なチャーハンとワンタンスープ
景色に感動し、スーパーに感動し、本物の中華料理に感動した、良き日でした
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