2014年11月10日月曜日

Palenda→Sunat 74.1km

エクアドルラストランです
朝一で道を間違え、親切な人に救われ事無きを得ます
街を抜けると遂に悪夢の未舗装路区間になります
川渡りアトラクションが過酷さを増し、サンダルでばしゃばしゃと超えて行きます
そして、道の険しい事険しい事…道路作った事あるのかと聞きたい
押しても足は滑るは、自転車は横滑りするはで、すぐに息が上がります


回避不能な川渡りアトラクション

半端じゃない激坂。今までのどんな坂道よりキツかった


振り返ると綺麗に舗装された白い道路が見えます
あそこはよかったなぁ、とアスファルトの素晴らしさが身に浸みます
未舗装に目を瞑っても、勾配があり得ないんですよ

山の稜線に沿って道路が造られている事が分かる。あの頃は舗装路だったのになぁ

一応年々舗装状態は向上しているらしい



写真を見直してみて、改めて凄い道路を走っていたなと思います
未舗装、激坂、車がぎりぎりすれ違える程の道幅、ガードレールさえもありません
一応これでもペルー国境へと続く道なんだから、驚きです


落ちたら怪我では済まない。怖いわ

一車両分しかない箇所も多い


下っては上り
目の前に見える下りと、奥の山にうっすら見える道…ため息しか出ません
ヘアピンカーブの激坂たるや本当にびっくりします
ヘアピンカーブの度に自転車を降りて、ひーこらと押します。時速3km/h

下りの前に見た景色。これを超えて行く

反対から見た景色。なぜわざわざ一旦下らせる




上りも凄いけれど、当然下りも凄いです
常にブレーキを掛けているので、腕がすぐにパンプしてしまい、休憩しながらじゃないと下りられません
こっちは、マウンテンバイクじゃなくて、普通の自転車なんだぞ


未舗装路だと上りも下りも酷い


何か朝に確認した高低図を見間違っていたらしく、思いもしない激坂が続いて心が折れます
ヘトヘトになって上り切った後に見た景色

何、この九十九折りは…

「この道路大して車通らないし」みたいなやっつけ仕事感が溢れる道路
この時、本当にこの道路を設計した人間に殺意を抱く


いやいや、角度おかしくない? しかも長く無い?

この角度。バカじゃないの? 上れる訳ないわ

もう何か色々諦めたくなった夕方


上り切った頃には陽も沈みかけていて焦りが募っていたけれど、この夕焼けは良かった
このままずっと佇んでいたくて、国境は明日超えようかと思いました
でも、食料無い、水無い、の背水の陣で挑んでいるので、進むしかないのですが…


本当にこの区間は辛かったなぁ

この山を超えた所が国境らしい。もう日が暮れる

黄昏時のアンデスはまた情緒があって良い



最後の下り坂を下っていると、遂に国境が見えて来ました
それにしても、この急坂をパンクもせず、転ぶ事も無く運んでくれた愛車”チャーリー”に感謝しないといけ…..


ガラガラガッシャーン


最後まで気を抜かずに休みながら行こうと思っていたのですが、握力は限界を突破していた上に最後の方の下りがやけに強烈で、深い砂利にタイヤを取られてしまいました
でも大丈夫です、心配は無用です
なぜなら、この記事がアップされる頃にはきっと全快しているので…

やっと見えた国境に安堵

血まみれ、砂まみれでエクアドルのイミグレーション事務局に行きます
何とも悲惨な見た目で、心配されながらの出国(出国税は無し ※2014.10.24時点)

警察とイミグレーションを兼ねた小さな小屋


橋を渡ってペルーに入国(入国税は無し ※2014.10.24時点)
警察のスタンプを貰いに行ったら、バスタオルを巻いた親父が出て来て驚きました。適当だな、ペルー人は…
数キロ先の街にはホテルがあるみたいでしたが、疲れたので警察の建屋近くにテント泊
ぎりぎりだったけれど、無事ペルーに入国しました


国境でテント泊は初めて


エクアドル編 完

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