2014年9月21日日曜日

Medellin→La Pintada 81.6km

実に一ヶ月と六日振りとなる自転車旅
今までに無いほどの搭載量、そして無ペダリング期間、更には体調不良という数々の不安要素を抱えての出発です
本当に色々あったメデジン、ご好意にして頂いた方には只只感謝です


慣れ親しんだメデジン内の道路も今日で最後かと思うととても寂しい…
とか考えられないくらい交通量が多いので困ります
合流が多すぎるんですよね、複雑過ぎて最早迷路とかしているメデジンの道路


流石に息はあがるけれど、まだまだ足は回ります
不思議と久々の走行にも関わらず、自転車はすぐ身体に馴染んでくれました
クライミングジム通いのお陰かも知れません

メデジンの外に出ても見た目は変わりません
てか、上りが多過ぎて早くも日和気味の序盤戦

レンガ調の街はメデジンを出ても健在 


また、姿を現した南米の巨峰アンデス山脈に胸が高鳴ります
いや、単純に上りが多過ぎて心臓がバクバク鼓動しているだけかも知れないんですけど

やっぱり素敵なアンデス山脈様

奥の奥まで上りが続いています

上りに次ぐ上り…
下るかな?と見せかけて上り…
上りしかありません

きっと崎山さんも苦しみながら轍を残してくれたのだと、感傷に浸ります
そうそう、崎山さんはお先に出発したのですよ


何度も足を止めて自転車を押し押し、前へ進みます
と、そこへ現れたまさかのチャリダー
オランダ人で1人は何と最北端ブルドーベイから、もう1人はグアテマラのアンディグア来たんだそうです
まぁ、当然の様に一緒に行く事になったのですが…

追いつける訳が無い

こっちは休み明けでひたすら上らされて、両足がつってしまって何度も立ち往生しているのですから

右の二人が自転車旅行者。かなりでかい

右から二番目の方のブログです。是非

峠に集まる自転車野郎達。奇妙な光景と言えます
いやはや全く以て申し訳ないです。遅れちゃって遅れちゃって…
そこからは下り気味になり、やっぱりアンデスは最高と改めて悦に入ります
今日の予定では60km地点にある街に行くつもりが、二人に付いて行ったらぐんぐん先へ

 雲から零れる陽光が幻想的です

超広角レンズなのでかなり広く撮れてます。手前の家との遠近感が良い


横を流れる余りにも素晴らしい夕焼けに染まったアンデス山脈を見やりながら、二人を必死で追います
だから、写真は撮ってないです。許してくれますよね
堕落した日々から一転、プロアスリートも真っ青な追い込みです
半分べそかきながら走ってました

1人になった分、ゆったりとマイペースで進もうとの思惑は脆き泡へと変わったのです
陽も更けてきて、出し得る全ての力を込めて何とか到着しました
二人に迎えられて止まったら、足が縺れて転倒するほど疲弊し切っていました

無駄に広いホテルで三人仲良く就寝と相成りました


”旅は出逢い”

再出発の初日で自転車旅行者に会うなんて、奇跡的なタイミングとしか言えません
一日違っていても数時間違っていても出逢う事の無かった縁です
僕はこういった貴重な出逢いを大切にしたいと思っています
今では「旅をするなら自転車以外はあり得ない」と心から信じて疑いません
自転車旅行ならではの出逢いや発見、景色は他を圧倒するでしょう

僕自身自転車が好きと言うよりむしろ”手段”としての役割を担っています
僕にとっての旅とは、自分の知らない世界を知り、知見を拡げ、己を高めるモノだと考えています
今後もこの思想を抱き、あくまで固執もせず、変化を恐れず走っていきたいと思います

皆様、お待たせしました。僕の旅が再び動き出しましたよ


-今日の轍-


距離;81.6km
獲得標高;1,712m
最大標高;2,462m
最低標高;587m

メデジンから凡そ1000mアップでその後はちょくちょく上りがありつつ600m付近まで下りです。40日休養後にはあまりにも1000mアップは過酷です

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